2010年12月31日

今さらですがクリスマスコンサートのお話です。

だいぶ時間がたってしまいましたが、去る12月18日、ゴスペルのクリスマスコンサートに参加しました。



私がNagano Gospel Praise(NGP)でゴスペルを始めたのは昨年の5月ごろ、だったかな?
約1年半、メンバーの中ではまだまだ新参者の一人です。

毎年恒例のクリスマスコンサートも私は今回2回目。
他にもイベントなどでライブをやったりしますが、やはりクリスチャンの聖歌であるゴスペルはクリスマスが一番のメインイベントなのです。

だから先生のRay(レイ)の気合いもメンバーの気合いも普段とは格が違います。

クリスマスライブに向けての1ヶ月くらい、リハ(=リハーサル、毎週の練習をリハと呼びます)の参加率は上がるのはもちろん、みんな声が出るわ出るわ♪

声は出るし、みんなの気持ちがライブに向けて一つになるからハーモニーも響く響く♪♪
これぞゴスペルの醍醐味!!
時どきゾクッとくるほど響きます。

それが最高潮に響くのがやっぱりライブ本番。

今回の会場は、長野市柳原の市役所支所に併設されて、今年春に出来たばかりの東部文化ホール

客席の数は300弱。
昨年のライブはありがたいことに満席でしたが、100人くらいの会場だったので、仮に今回客席の半分が埋まれば昨年よりお客様が多くなることになります。

個人的に、そんなにも大勢の人々の前で歌うのは初めてだったので、緊張してしまうのではないかと思ってました。
しかも私は、これまた初めてのソロを歌うことになっています。
さてどうなることやら・・・

コンサートは午後1時20分開演。

午前中に会場入りして、最後のリハーサルです。
会場は思っていたより小さく、これで300席弱?と思って席を数えたらちゃんとありました。

意外に小さいとは言えホールなのでそれなりに広いのですが、PA(音響)を通さなくても自分の声がちゃんと跳ね返って聞こえます。
なんだかそれだけでも安心感があります。

最後のリハも無事終わり、お客様が少しずつ受付にいらっしゃいました。

そして本番の入場直前、Rayを中心にみんなで最後のお祈りです。
このコンサートの成功や、メンバー、お客様など、関わる人全ての幸福を祈る言葉をRayがつぶやきます。
クリスチャンではない私でも、Rayのお祈りはいつも素敵なことを言っているな~と思って聞き入っています。

お祈りが終わり、舞台脇。

司会には、知る人ぞ知るその道のプロ、峯岸さん。
峯岸さんのご紹介をうけ、いよいよ我らがNGPの入場です。

ステージに立って見ると、観客席は3分の2くらい埋まっています。
と言うことは、だいたい200人くらいのお客様。

緊張するかと思いましたが、メンバーのみんなが一緒なのでそれほどではありません。

程よい高揚感の中、Rayがゴスペルについて、また今回のコンサートについて話したあと、1曲目、"Magnify The Lord"です。

ノリの良いこの曲に、観客の皆様も巻き込もうとRayが客席に向かって立ち上がって手拍子をするよう促すと、皆様立ってくださいました!

素晴らしい!

そして我々クワイアメンバーの歌も相当気合いが入っています!

歌っていて気持ちがいい♪

そして2曲目も歌い終わり、3曲目はカオリさんのソロ "Because Of Who You Are"
彼女の美声が際立つバラードです。
この曲、歌っているとなんだかウルウル来てしまいます。名曲だなぁ。

それに続いて遂にワタクシのソロ "Flow"
カオリさんのソロの直後でハードルが高い・・・
マイクを持って舞台の前に立つと、お客様の存在感が迫ってきます。
緊張でガチガチになってしまうかも・・・
なんて思ってましたが、実際立ってみるとそれほど緊張してません!
みんながついていてくれるから大丈夫!!
みんな、ありがとう!

この日がくるまでの2週間くらい、ずっとこの曲の事ばかり考えていました。
どうしたらこの曲を自分の曲として歌えるか。どうしたら自分らしさをだせるのか。
そんなことを思い、オリジナル曲にないアドリブ的な音の動きを考えたり、詞に込められた想いを少しでも表現できるように詞の世界をイメージする練習をしたり。

そして・・・

やりました!
苦手な高音で声がひっくり返ってしまうところが多少ありましたが、今まで歌ってきた中で一番の歌が歌えたと思います♪
自分の歌に満足できたことなんて今まで一度もなかったので、すご~~~く嬉しいのです!
持てる力を出し切った感じです。
もちろんNGPのみんなのおかげです。
ソロとは言え、ゴスペルは一人では成り立ちません。
みんながいい歌を歌ってくれたからこそ、私も思い切りソロを歌うことが出来ました。

しかし・・・

力を出し切ってしまって、もう歌う力が・・・

あまり緊張していなかったとは言え、やっぱり緊張して気張ってしまって自覚してる以上に力を込めて歌ってしまったようです。
あの後、もう1曲ソロがあったとしたら、もう歌いきる力はなかったでしょう。
大きな反省点です。

その後、2曲歌って、コンサートの第一部、我々NGPのステージが終わりました。

第二部は、NGPとは別に長野で活動しているゴスペルクワイアのSparkling Joyの皆さんのステージです。

Sparklingさんのライブは見たことがなくて、今回も直接見ることは出来ませんでしたが、楽屋に少し聞こえてくるソウルフルな歌が印象的でした。
正面で聴いてみたかった・・・

そして第三部は、NGPSparkling Joy、さらにゲスト数人が加わってのクリスマススペシャルクワイア♪
20人を超えるクワイアです!
(説明が遅くなりましたがクワイアとは合唱団のことです)

やっぱりゴスペルは人数多い方がいい!

クリスマスの定番、メロディーなら誰でも聞いたことのある"Joy To The World"から始まり、アップテンポな曲にバラードも織り交ぜて、全6曲。
ラストは映画『天使にラブソングを』で有名な"Oh Happy Day"です。

"Oh Happy Day"では、曲の最後をひたすら繰り返し、Rayが観客席を動き回って皆様に一緒に歌ってもらうべくマイクを色んな人に向けています。

皆様一緒に歌ってくださって、それはすごくいいんだけど、この曲の最後って高音で相当キツイ。
それをひたすら繰り返し続けて・・・
何分つづけるつもりだぁぁぁ・・・
もうムリっす~・・・と言いたけど、やめられない。

Rayが観客席をぐるぐる回って、やっと戻ってきました。
最後の力を振り絞って歌います。
そして遂にRayが終わりの合図。

なんとか歌いきった!

苦しいけどやっぱりそういうゴスペルのノリは楽しいのです♪

そしてラストのラストに、"きよしこの夜"です。
観客の皆様にも一緒に歌っていただいて、コンサートが全て終わりました。
ステージをあとにして、舞台裏で心地よい達成感とみんなの笑顔!
みんなとてもいい顔をしてました。

今回は温かい観客の皆様に手拍子や歌で参加していただいて、とても楽しいライブでした。

個人的な反省点もたくさんありましたし、客席が埋まらなかったのは私たちクワイアの力がまだまだ足りないということ。

クワイアとしてもっと実力をつけて、さらに良いライブができるように、聴く人に感動を届けられるようなハーモニーを奏でられるように、これからも歌い続けたいと思いました。

お越しくださった上に、歌って手拍子してライブを盛り上げてくださった観客の皆様、ありがとうございました。
応援に来てくれた友人たち、遠くから来てくれた会社の人たちもありがとうございました。
Sparkling Joyの皆さんとゲストの皆さん、一緒にこのコンサートを作り上げてくださってありがとうございました。
そして毎週東京から新幹線で長野まできて指導してくれるRay、いつも一緒に歌ってくれるNGPメンバーのみんな、ありがとう!  


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2010年12月22日

特別な”愛”

について書こうと思って前回書き始めたのに、ゴスペルとは何ぞや?と言うところで終わってしました。

やっと本題に入りたいと思います。

前回書いたGordon Chambers(ゴードン・チェンバーズ)のCDに収録されている曲、"If It Wasn't For Your Love"。

ラジオから流れてきて、CDを買おうと思わせてくれたのがこの曲でした。

ラジオで聴いた時には車を運転していたので詞の内容はよくわからなかったのですが、CDを買ってみたらこの曲、ゴスペルではありませんか!

それもささやくような極上の美声で歌うバラードです。
(コーラスが入っていないので、完全なゴスペルとは言い難いですが、神に対して歌っているという意味でゴスペルです)

何が特別だったかと言うと・・・

前回書いたように、このGordon Chambersは、ゴスペル専門のアーティストではなく、R&Bの人です。

だから当然、多くの曲は男女の恋愛を歌っています。

でも、恋愛の愛を歌うバラードと、キリストへの愛を歌うこの"If It Wasn't For Your Love"では、声色が全く違うのです!

ささやくように歌う恋愛のバラードでも、多少力強い声を出すところもあります。

しかし、キリストの愛を歌うバラードでは、か細く弱いとも取れるやわらかな声で語りかけるようです。

まるで、キリストの愛に自分自身を全て委ねている、何の心配もいらない安息の場所に保護されていて、キリストの愛にどっぷりと体を預けている感じ。

小さな子供が絶対的な安心感を与えてくれる親に抱かれて安心しきって眠っているかのような、ちょっとわがままにも思えるほどに、その愛にもたれかかっている感じがするのです。

絶対的な力に守られているから、自分自信を守る必要がない。
自分の強さを見せる必要がない。
安心して弱さをさらけ出している、とも感じます。

あんなにも柔らかな声になってしまうほど、キリストへの想いが深く大きいのだと思います。

神への愛は、恋人へのそれとは違う特別な愛なのです。

そんな違いをはっきりと感じさせてくれたのがこのアルバムでした。

とは言え、実は、この記事を書き始めてから、その"If It Wasn't For Your Love"をもう一度良く聴いてみたのですが、直接キリストや神の名を出してはいないので、若干自信がなくなりました。
内容的には、受け取りようによってはとても大切な恋人にささげている歌にも聴こえます。
と言うか、ゴスペルを始める前の私のような信心深くもなく、そんな知識もない人には恋人への歌にしか聴こえないのだと思います。

現に、歌詞カードの日本語訳は恋人への歌として訳されています。
ただし、最初から神への歌としか聴こえていなかった私には、その訳はかなりの違和感があり、詞の世界観が全く別物と感じてしまいました。(あくまで私の私見ですので・・・)

そんなワケで、ちょっと自信がなかったので、ゴスペルの先生でアメリカ人のRay(レイ)に意見を聞いてからブログにしようと、ちょっと保留にしてました。

Rayの答えは明確でした。
これは間違いなく神に対して歌っている。女性に歌っているのではない。と。

本当は、先週末にあったゴスペルクリスマスライブの前にこの記事をアップしようと思っていたのですが、Rayに会えたのが、金曜日、本番前夜のリハーサルだったので、アップできなかったのです。


話は戻って、クリスチャンのキリストへの愛がどれだけ特別なモノなのかを書いてはみたのですが、自分がクリスチャンになれるとは全く思いません。

信じることができればとても力強い支えになるとは分かるのですが、いかんせん、現実主義先行型人間なのでなかなか難しいです。

目の前で奇跡を目の当たりにすれば、もしかしたら変わるかも知れませんが。

そんなんだから、ゴスペルに感情移入しにくくて困ってるんですがね~

とは言え、このアルバムに出会えたことで、私の中で確実に何かが変わりました。

おかげでゴスペルを歌うのがさらに楽しくなり、曲を作った人のキリストへの“想い”をある程度想像できるようになったので、それをイメージして歌うことで、感情をより強く込められるようになったと思います。
(実際出来ているかどうかは、聴いている人の判断になるのですが・・・)

クリスマスライブを前にして、そんなアルバムに出会えたのも、相当な幸運でした。
神のご加護なのでしょうか?
いや、そうゆうのは信じてないので、歌をがんばってきた自分に巡ってきて掴んだ幸運だったと言う事にしておきまして、ライブのレポートは次回書こうと思います♪♪♪  


Posted by aria at 01:40Comments(3)

2010年12月15日

ただのラブソングではない

と言うのは、前回のつづきです。

まず、前回の記事で、『クリスマスソングの半分くらいはゴスペル』みたいなことを書きましたが、ゴスペルがどんなモノなのかご存知ない方が多いと思いますので、補足します。

ゴスペルに全く縁にない方のイメージとしては・・・

①映画『天使にラブソングを』で有名な曲『Oh happy day』
②ゴスペラーズのようなコーラスグループ
③部分的にコーラス(合唱)が入るブラックミュージック系のソウルフルな曲(平井堅さんの『Love Love Love』『Sing Forever』など・・・平井堅さんの曲を知らない方すみませんface07

ブラックミュージックとかソウルフルとか言っても分からない方も多いですよね・・・
でも説明が難しい・・・
ブラックミュージックは、アメリカの黒人によって発展してきた音楽全般で、ヒップホップやR&B、ラップなどが含まれます。
ソウルフルと言うと、アップテンポの曲調に力強い声で歌い上げる感じ・・・でしょうか。

まぁ、だいたいこんなイメージなのではないでしょうか。
と言うのも、私も2年前まではゴスペルには全く縁がなくこんなイメージを持っていたので。

でも、実際にアメリカ出身でクリスチャンの先生の元でゴスペルを習ってそのイメージとは別の、ゴスペルとは何かが見えてきました。

以前のイメージの中では、ゴスペルは基本的にアップテンポでソウルフルなコーラス(合唱)だと思っていました。

しかし、ゴスペルとは、神(キリスト)をたたえる歌、賛美歌で、曲調はあまり関係がないのです。

曲調はあまり関係ないと言っても、ウィーン少年合唱団のような、あんなキチッとした合唱ではありません。

ゴスペルは、アメリカ系の黒人クリスチャンが、自分たちのアレンジで歌った賛美歌だと私は解釈しています。

だから、ポップス調の曲も、ソウルフルな曲も、バラードも、色々とあるのです。

自分的に分かりやすい表現としては、R&Bの曲で歌詞が賛美歌、です。
R&Bが分からない方には全く分からない表現ですみません・・・

ゴスペルの解説がずいぶんと長くなってしまいました。

さて、本題の「ただのラブソングではないラブソング」について。

ちょっと前に、ラジオでたまたま流れていた曲がとても良かったので、CDを探して買ってきました。

Gordon Chambers (ゴードン・チェンバーズ)のLove Stories と言うアルバムです。

このアーティストは、特にゴスペル専門のアーティストではなく、R&Bのアーティスト、だと思います。

でも、彼もクリスチャンのようで、このアルバムにも数曲、キリストをたたえる歌、ゴスペルが入っていました。

それを聴いて、ハッと気づいたのです・・・

長くなったので、つづきはまた次回・・・・・
引っ張り過ぎ・・・・・・・・・face07  


Posted by aria at 23:51Comments(0)

2010年12月15日

クリスマスソングって実は・・・

ゴスペルのクリスマスライブを今週末に控えているせいか、最近ゴスペルについて考える機会が増えました。

そんなワケで、ちょっとゴスペルについて書いてみようと思います。

近頃、YUSENのR&Bチャンネルを聴いていると、クリスマスソング一色です。

定番のクリスマスソングをカバーしているアーティストもいれば、オリジナル曲を歌っているアーティストもいますが、よくもまぁこんなにたくさんクリスマスソングがあるものだ・・・と感心してしまいます。

1時間も聴いていると同じ定番ソングが何度もかかります。
もちろん同じモノを流している訳ではなく、色んなアーティストがそれぞれのアレンジで同じ定番ソングをカバーしているモノがしょっちゅう聴こえてくるのですが、聴いていても全く飽きません。
と言うか、同じ曲のカバーなの?と思ってしまうくらいそれぞれ個性があります。

R&Bの人たちのアレンジ力やアドリブっぷりったら、もう超人的です。

なんであんなにかっちょよく歌えるんだろう?と不思議に思ってしまいます。
まぁ、きっといっぱい練習してきた結果なんでしょうねぇ。
それも歌がすごく好きだからそれだけ努力できたワケで、努力を努力とも思わずに出来てしまった人も多いのでしょう。

「練習しなきゃ」なーんて思ってあくせくしてる男子には、あんな超人たちに近づける日は遥か遠いようです・・・face04


そんなことでYUSENから流れてくるクリスマスソングを聴いていて気づいたのですが、クリスマスソングは半分くらいはゴスペルなんですね~
定番のクリスマスソングも、アーティストがオリジナルで作った曲もです。

日本人の感覚では、クリスマスは祝日でもなく、恋人たちや子供のいる家族のイベントごとの一つと言う印象が強い気がしますが、アメリカやイギリスなどのキリスト教基盤の国では、クリスマスは祝日で休み、まさにキリスト生誕の日を祝う日なのです。(たぶん・・・)

そんなワケか、日本のクリスマスソングのようなラブソングもあるのですが、キリストが生まれた事を喜びキリストに感謝している歌がたくさんあります。

クリスマスを神が降臨した日として祝うという感覚は、宗教感覚の薄い現代の日本の、何の信仰も無い家庭で育った人間としては頭では分かっても、心で理解して受け入れるのは難しいです。
別に無理に理解しようとも思わないのですが。

ただ、キリストへの“愛”が、信じている人々にとって本当に特別なものだと感じさせてくれる歌に最近出会いました。

その歌については、また次回書こうと思います・・・  


Posted by aria at 01:52Comments(2)

2010年12月07日

ゴスペルライブやります



12/18(土)にゴスペルのクリスマスライブをやります。
昼間(13:00開場 13:20開演)です。
会場は、東部文化ホール。
紛らわしいのですが、東部と言っても長野市です。
長電 柳原駅のそばです。

出来るだけ多くの方にご来場いただき、ゴスペルにふれていただきたいと思います。

私ももちろん歌う方に参加しているワケですが、コーラス(合唱)だけでなく、1曲ソロを歌わせていただきます。
つたない歌ではございますが、全力を尽くしたいと思っております。

ゴスペルと言うと、宗教的な響きがあります。
もちろん、キリスト教の聖歌の一種ですので、宗教音楽ではありますが、現在の参加メンバーにクリスチャンはたぶんいません。
みんな音楽としてゴスペルを楽しんでいます。

ですので、もしその辺りでためらいがある方もお気軽にお越しいただきたいです。

チケットは前売り500円、当日800円です。

もしちょっとでもご興味がありましたら、是非お気軽にコメントやメッセージで私までご連絡下さい。

ゴスペルを聴くだけじゃなくて、自分でもやってみたい!と言う方はさらに大歓迎です♪
さすがに今回のライブに参加は難しいですが、随時メンバー募集中です。

ではでは、よろしくお願いいたします~♪♪♪  


Posted by aria at 19:20Comments(2)

2010年11月28日

太陽

っぽく見えるでしょうか・・・?



私の最も敬愛するアーティスト平井堅さんが、先月発売したシングル『Sing Forever』のカップリングに収録された曲が『太陽』。

その『太陽』を聞きながら作った一皿です。
実は結構前に作ったので、何を作ったのかよく覚えてません・・・face07
たしか、豚肉をオイスターソースで炒めて香菜をのせたと思います。
赤いのはパプリカです。

『太陽』と言う楽曲からインスピレーションを受けて作りました・・・・・

と言うと、かなりかっちょいいのですが、赤パプリカを細切りにしてテキトーに皿に広げたら全く見栄えがよろしくなかったので、きれいに並べてみたら結果的になんとなく“太陽”っぽくなった・・・と言うモノですface06

この『太陽』と言う曲は、新国立美術館で開催中のゴッホ展のテーマソングとして平井堅さん自身によって書き下ろされた曲です。

先週、そのゴッホ展に行ってきましたicon12

ちょっと前まで、個人的にゴッホにはあまり興味がありませんでした。
今までいくつかみたゴッホの作品にはあまり感銘を受けるものがなかったからです。

しかし、それがこの夏に行った別の展覧会でみた一枚の絵で変わりました。

以前ブログにも書いたオルセー美術館展でみたゴッホの『星降る夜』です。

夜空や海の藍に、光がきらめきます。

かなり誇張されて藍の空に描かれた星と、対岸の街灯(?)とそれが映る同じく藍の水面、それらが不思議と私を絵に惹き込んでしばらくそこを離れられませんでした。

ゴッホが本当に好きな風景だったんだろうなぁ、と言うのが伝わってくる絵でした。
あんなに感銘を受け絵は今まで見たことがありません。

でも、今ネットで画像をみたら、全然あの絵のよさが分かりませんねぇ。
昔、芸術を専攻していた友人が、名画の写真やレプリカは本物とは全く別物だ、なんて言ってましたが、その意味が今やっと分かりました。
やっぱり実物を観ることは大いに意義があるのですねぇ。

と、言うことで、ゴッホに対する思い入れが一変してしまったので、今回のゴッホ展もみに行く運びとなった訳です。
今回のゴッホ展では『星降る夜』は来てませんでしたが、ゴッホ作品の魅力を発見できた素晴らしい展覧会でした。

『ゴッホ展 こうして私はゴッホになった』と言う副題の示す通り、ゴッホが画家として大成していった軌跡をたどることが出来る展示内容。

そんな中で、私の気を大いに惹いたのは、ゴッホは補色を多用していたということ。

補色とは、反対の色のことですね。
赤なら緑、青ならオレンジ、黄色なら紫、というような感じです。
となり合わせにするとお互いの色がより鮮やかに見える効果があるそうです。

私も明るい色が好きなので、それしか知らない色彩の知識をフル稼働して洋服を選ぶときなどによく補色を使います。
料理でもなんとなく使ってる気がします。

そんなワケで、ゴッホの作品が一気に魅力を増して迫ってきたワケです。

ゴッホは日本の浮世絵をみて、その影のない絵に、日本は影が出来ないほど明るく太陽が降り注ぐ国と勘違いした、と何かのテレビ番組で言ってた気がします。
その彼が勘違いした明るい国日本に似た場所を求めて見つけたのが、太陽が燦燦と降り注ぐフランスのアルルだったそうです。

ゴッホがアルルで画家のゴーギャンと共同生活をしていたことは知っていましたが、その期間がたった3ヶ月くらいだったと今回初めて知りました。

ゴッホが夢に描いていた同志の画家たちが一緒に暮らす芸術家共同体。
そのゴッホの提案に乗ってきたゴーギャンとの共同生活で、期待とは裏腹に2人の意見が衝突し合い、ゴッホが自身の耳を切ってしまうという有名な事件で共同生活が終わってしまう・・・
と言う細かいことも今回分かりました。

ところで、平井堅さんの『太陽』に話は戻って、この曲を書くために平井堅さんはゴッホに関する文献や映像資料などをありったけ研究したそうです。

ゴッホ展をみに行く前から、いい曲だと思って聴いていましたが、ゴッホ展をみたあとで改めて聴くと、平井堅さんが深く深くゴッホについて研究して、自分なりのゴッホと言う画家の解釈を表現しているのがよ~く分かり、もっと好きになりました。

ゴッホは凄いけど、あんな素晴らしい曲を書いて歌い上げる堅さまもスゴイのです。

パプリカ並べてなんとなく太陽っぽくなっちゃいました~、じゃダメだなぁ・・・
太陽のように輝ける歌い手になれるように頑張らねば!  


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2010年11月10日

多様性は必要

といってもCOP10とは関係ありません(←時事ネタとしてはかなり中途半端に古い・・・face07

前に歌うヨロコビについて書いて以来、毎週金曜のゴスペルのレッスンのあとに友人とカラオケでひたすら好きな歌を歌いまくっているのです。

自分で言うのも何ですが、断然歌がうまくなってます♪♪♪

とは言え、まだまだへなちょこなことに変わりはありませんがface04

ゴスペルばかりで、歌うのを義務のように感じてしまって自分が分からなくなっていたあの頃・・・

カラオケで“あの頃”の歌謡曲から最新J-pop、それに演歌まで色んな好きな曲を歌いまくることで、感情を込めるのが難しかったゴスペルの曲にも感情を入れられるようになってきましたicon12

コトバでは表しにくいのですが、うたの自由度が大幅に広がった・・・そんな感じです。

とにかく、うたうのが楽しいのです☆

改めて友人に感謝です。


で、いつものごとく全く関係ありませんが、さっき食べた夕食です。



ケンタロウさんレシピベースのお手軽カルボナーラとホウレン草とベーコンのガーリックサラダです。

サラダの方は、以前バイトしてた居酒屋のメニューにあったモノですが、ホール専門で調理は一切してなかったので、見よう見まねで作ってみました。
正しいのか分かりませんが、生のホウレン草をテキトーに切って、その上から多めのオリーブオイルで炒めたニンニクみじん切りとベーコンをアツアツのままオリーブオイルごとかけるのです。

油の熱でホウレン草に少しだけ熱が通るような通らないような・・・

分量がテキトーだったのでちょっと味が足りない面はありましたが、なんとなくそれっぽくなりました。

ベーコンを多めにするか、もしくは、オリーブオイルで炒めるときに塩をちょっと入れると味が整っていいかも知れません。

カルボナーラには、なんとなくホウレン草とトマトが食べたくて、ミニトマトも入れてみました。

トマトクリームソースと言うモノが存在するワケだから当然なのですが、トマトの酸味がうまい具合にマッチしてます。

でも、トマトクリームソースと違って、トマトに当たったときだけ酸味があるので、ちょっと違った味わいかもしれません。

彩りもよくなるし、赤い野菜は重宝しますね~

ただ、盛り付けはあんまりキレイではない・・・

そして、やっぱり料理素人男子です、麺がちゃーんとノビノビでした・・・face07

それでも自分で食べる分にはそれなりにうまいんですけどね。

でも、もっとうまく食べられたかと思うと惜しい・・・

最近、料理するとパスタか炒め物のどっちかしかなくてマンネリ化してる気がします。

今日のトマト入りカルボナーラは自分的にも中々だったけど、料理にも多様性出さないとなぁ・・・  


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2010年11月04日

恐怖の標高1700m

紅葉をみに、またアホな事に無謀なところへ行ってきました。

湯の丸高原です。

標高2000mの高峰高原と同等にキツイ登りです。

前にもチラッと書きましたが、高峰高原に車で行ったら、エンジンがうなりまくり。
こんな坂をチャリで登るのは狂気の沙汰だなぁ・・・と我がアホさをしんみり感じていました。

そして今日、湯の丸高原です。
標高1730m。
最大標高差1000mちょっと。
高峰は標高差1260mのようなので、やっぱりあっちの方がちょっとキツイみたいですね。

にしても・・・

どっちも本気の登りに入ってからの平均斜度9%近い・・・

やっぱり狂気の沙汰です。

ま、そうは言っても、こぎ続ければいつかは頂上に着きます。



スキー場を横目に群馬県側の写真です。

秋空がとても綺麗でした。

向こうの山の紅葉も中々キレイだったんですが、いかんせんEXILIMケータイではその美しさは映りません。
いや、腕の問題か・・・

しかし、本当のアホさ加減は、登りきったあとに発覚しました。

下りは死ぬほど寒い・・・・・・・

標高1700mの山は、下界とは別世界の寒さです・・・・・・
下ですらもうかなり寒いのにねぇ・・・・・

ちょっと考えてれば分かることだったのに、防寒用品はウィンドブレーカー1枚しか持って行きませんでした。

上半身はウィンドブレーカーで何とかなりますが、一番の問題は『手』。
下り始めてすぐにかじかんでしまって、ブレーキがマトモに握れません。

しかも、下りの傾斜はハンパないので、ブレーキ全開でかけなきゃいけない・・・

あまりにも危険・・・

スピードも危険だけど、手が季節はずれの凍傷になりそうだったので、やむなく、パンクした場合の作業用に持っていた軍手を装備しました。

ゴムのイボも何もないドノーマルの軍手なので、ブレーキレバーが滑る滑るface07

手の寒さはかなり和らぎましたが、ブレーキ握ってる手が滑りそうで、ひび割れてガタガタの道を下るのは怖い怖い・・・

和らぐとは言え、手のかじかみ具合はそれでもかなりのモノです。

ブレーキを握る力はやはり通常よりかなり弱い・・・
軍手の滑りと握力の低下で、いつものようなスピードで下るのは危険過ぎるので、ずっと力いっぱいブレーキ。

なんの楽しみもない下り坂・・・

と言いたいところですが、楽しみは景色です☆



下りの途中でハッとするような雄大な光景に出会いましたicon12

信州はスバラシイ!

山の方を振り返ると、紅葉が美しい!



やっぱり写真には映らないのがザンネン無念・・・

そしてこんな風景も。



実際のところ、山頂付近はもう紅葉がほとんど終わってしまって、ほぼ冬模様で、あまりキレイな景色ではありませんでした。

山の中腹の辺りが一番見下ろす景色も紅葉もキレイ。

あんな苦しい思いと極寒の思いしてまで山頂に登ることなかったなぁ・・・

標高の違いでいろんな季節を同時に楽しめるのも信州の良いところですかね~  


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2010年10月31日

レース結果

今日、ツインリンクもてぎ7時間エンデューロの4時間の部に参加してきました。

友人たち2人と、計3人のチームでサーキットのコースを4時間走りました。

結果は・・・

4時間ロードオープンチームのカテゴリー全229チーム中、89位!
半分よりちょっと上。
まぁ思ったよりちょっといい結果かな?

ただ・・・

レース開始8時半には、雨は既に上がっていたのですが、路面はまだ濡れていました。
その後も空は晴れず、路面の乾きはゆっくり。

あるコーナーで、まさかの転倒!face08

思ったより路面のその場所が濡れていたのと、2週間前に替えたタイヤが、前のよりもいいヤツで空気圧を上げられたために路面抵抗が少ない分、スリップもしやすくなっているのを考えずにコーナーを曲がろうとしてしまったのが原因だと思います。

でも、単独でコケて誰も巻き込まずに済んで、結構なスピードでコケた割りには大怪我もしないで済んで、チャリも結構傷はついたけど走るのに支障のある故障はなかったので、ラッキーface02

本気モードサイクリストの方々の異常な速さをまざまざと見せ付けられ、コケたのは別にして、接触ギリギリで追い越していく人の多さにレースの危険を認識させられた一日でした。

今日、人から聞いた本気モードサイクリストの方々の練習量はハンパないようです。
月3000キロとかなんとか・・・
今の私の車の走行距離より遥かに長いですface07

本気モードサイクリストになるには、他の趣味を一切諦めてチャリに打ち込まなければならないようです。
それはムリだなぁ・・・
音楽はやめられません♪

まー、そんなことはともかく、いろ~んなチャリを見られて、すげー人たちの後ろもチラッと走れて、チームでワイワイ楽しめたので良かったのですicon14icon14

次はどんなレースにでられるかなぁ?  


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2010年10月30日

なんちゃってジェノベーゼ

ジェノベーゼ“もどき”パスタを作りました。



ジェノベーゼソースと言うと、バジルや松の実などをフードプロセッサーでペースト状にするモノらしいですが、フードプロセッサーなど当然持っていない男子は、ケンタロウさんレシピのお手軽簡単バージョンです。

このレシピでは、ジャガイモ、ニンニク、ソーセージ、松の実とパルメジャーノチーズを使います。
ジャガイモを炒めて、ニンニクも炒めて、松の実、ソーセージも加えて、パスタのゆで汁お玉一杯を加えたところに粗みじん切りにしたバジルを加えるのです。
パルメジャーノチーズはパスタを絡めて、皿に盛り付けたあとに最後に削ってかけます。

小難しいことや手の込んだことが苦手な男子にはちょうど良いお手軽レシピなワケでございます。

で、なぜジェノベーゼ“もどき”かと言うと、バジルの代わりに香菜を使ったワケでございます。

先日、ツルヤで見つけた香菜。
今までツルヤでは見たことがありませんでしたが、ジャスコのよりコストパフォーマンスが相当高いです。
一袋98円!
ジャスコのは198円!
しかも量が超少ない!

ツルヤのは量も2倍以上あるんじゃないでしょうか。
やっぱりツルヤ最高!

香菜は強烈なクセがあって、それが大好きなのですが、出来上がったパスタはそのクセがほとんどありませんでした。

なんか、「あ、こうゆうパスタね~」って感じ・・・

中華とイタリアンの融合を期待していたのに、ただのイタリアンになってしまいました。

それでも、食べていて、たまに香菜の香りがするのが嬉しいicon12

つい先日、同じレシピで、バジルの代わりにイタリアンパセリ、松の実の代わりにカシューナッツを使ったのも作ったのですが、その時もやっぱりパセリのクセはほとんどありませんでした。

そういえば、前になんとなく買ってみたピーマンの葉っぱも、生では相当苦くて、食べられるか不安だったけど、炒めたらおいしかったっけ。

苦みの強い葉っぱモノは火を通すとクセが減るみたいですね~
勉強になりました。

まー、なんにしても今日もうまかったので没問題(メイウェンティ)です。

なんちゃってサイクリストにはちょうどいい、なんちゃってパスタでした。
炭水化物もたくさん摂れて、明日のレースもこれで万全!?  


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2010年10月28日

試合結果

この間の日曜日に柔道の実業団大会がありました。
結果は・・・

3試合やって1勝2敗・・・

チャリばっかりやってて柔道の練習をほとんどしてなかったので当然の結果かも知れません。
練習してたところで大して強くないんですけどねicon10

上半身の筋力不足が際立っていて、どの試合もマトモに組ませてもらえませんでした。
我ながらなんともヒドイ・・・

しかし、足腰だけは相当強力になっていました。
筋肉痛も腹筋から上のみ。
脚周りは軽い打ち身の痛みだけでしたicon22

最近はめっきりチャリに偏ってますが、やりたいことが色々あるとバランスとるのが難しいですねぇ

で、会場が安曇野市明科だったので、これはチャリ乗るチャンス!
安曇野サイクリングなんて夢のようではありませんか!
と思って、車にチャリを積んで行ったワケです。

そして試合後、チャリでしゅっぱーつ!

しかし閉会式まで出て、終わったのが午後3時。
予報では夜から雨でしたが、もう降り始めましたface07

最初は降ったり止んだりだったので、続行。

そして着いた北アルプス展望美術館(池田町立美術館)です。



あいにくの天気なのでイマイチではありますが、それでも実際の景色は中々のモノでした。
いつもの事ながら、写真に映らないのがとても残念。

あの辺りは平地がどこまでも広がっているのですね~
平地の向こうには北アルプスと思われる山々が望めます。
(地理に弱いので山の名前とかが全く分かりませんface04

前に車で一度来たことがあったのですが、晴れていたその日の景観は凄かったです。

そして今回チャリで走ろうと思って調べたら、この展望美術館の標高は意外に大したことないのです。
美術館は600mちょっとで、周りとの差は80~90mくらいしかないのです。
県道51号から山の方に曲がると急激な登り坂で一気にその80mくらいを登ります。

小高い丘なんですね~

でも、周りに平地がひろ~く広がってるから、小高い丘でもスゴイ展望になるみたいです。

秋晴れの日にでも来れば、すっごくキレイでしょう。



斜面にとても広い芝生があって、舗装面もシマ模様になっていてシャレてます♪

EXILIMケータイでもある程度映るくらい紅葉が進んできてます。

なーんて写真撮ってたら雨が本降りになってしまいました。
車のある場所まで10キロ以上・・・
久しぶりに雨の中走りましたicon03

今度は晴れた日に来たいところです。
その時はもちろん小諸から自走(全行程チャリ)でicon21

そして、今週末はついにチャリの4時間耐久レース!
ツインリンクもてぎという、サーキット場でのチャリレース。
大会名は「7時間耐久」ですが、我々は4時間のコースに出るワケです。

先日ブログにも書いた、女神湖へ行った2人と一緒に3人チームでの出場です。
記録が狙えるわけもなく、気楽な試合ですので楽しんできます~icon12  


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2010年10月17日

トンネルを抜けると・・・

紅い世界だった・・・

そんな光景を期待して田口峠へ行ってきました。

と言っても、田口峠は初めて行くところで、トンネルを抜けたところに紅葉の絶景が広がる云々・・・と無料雑誌の“ぷらざ”に書かれていたのを見て行ってみました。

行ってみると、確かに短めのトンネルがありました。

短めとは言え、車が全く通っていないトンネルをチャリで通るのはナンダカ不気味で怖いものです。
短く見えても、結構長く感じます。

そのトンネルを抜けると・・・・・

おぉ!確かに突然視界が開けて、木々に覆われた山々が広がります。



しかし・・・

まだ紅い木はまばら・・・

先週、女神湖でもまばらだったから、それより標高の低い田口峠近辺がまだまだなのは明らか・・・

それでも、“ぷらざ”に10月中旬から10月下旬が見ごろと書かれていたので期待して行ったので、ちょっと物足りない。



とは言え、写真ではほとんど見えませんが、所々色付いている山の景色はキレイでした。

紅葉の季節でなくてもとても眺めの良い峠だと思いますicon12

往復60キロ弱の道のりでしたが、帰ってきてもヒザは特に悪くなることもなく、順調に回復している実感があり安心しましたicon14

もう少し秋が深まって、紅い世界に包まれるのが楽しみです。

で、田口峠へ行ったのは昨日の事で、今夜の夕飯にグラタンを作ってみました。



グラタンは2回目の挑戦。
初回は塩を入れすぎてしょっぱくなって、しかも、小さな土鍋で作ったので、深すぎて表面のぱりぱり(?)の食感とその下の中身とのバランスが悪くてイマイチでした。
ちなみにその時の写真です。


今日のグラタンは、前回よりだいぶおいしく出来ましたface02

でもなんか見た目がまだまだだなぁ・・・

具が盛り上がってゴツゴツした感じの方がグラタンぽいと個人的に思うんですが、なんかホワイトソースとチーズに埋もれてゴツゴツ感が全くありません。

チーズをもうちょっと控えめにすればよかったのかな?
ご飯に対してホワイトソースも多すぎたようです。

寒くなってきたしオーブンで部屋もあったまるから、またの挑戦が楽しみicon14

雪国小諸の冬にはオーブン料理がよさそうです☆  


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2010年10月12日

最高の秋晴れ!

決算後の処理でここ数週間、非常に忙しいのです。
この3連休も、土日は出勤、休みは今日(もう昨日だけど・・・)1日だけでした。

3連休中のいずれか2日の出勤は決まっていたことなのですが、今日を選んで休んだのは天気予報で今日だけ晴れだったからicon01

そして、今日は予想以上に好天!最高の秋晴れ!
最高のチャリ日和だったのですicon14
最近寒くなってきていたけど、今日は結構あったかかった!

そんなラッキーな日に、先週から企画していた、会社同僚2人と女神湖サイクリングへ行きました。

2人ともまだチャリ初心者。
一人は、半年ほど前にブログに書いた、一緒に軽井沢へ行ったヤツで、チャリ復帰のきっかけを作ってくれた恩人。
もう一人は、1ヶ月前にチャリ買ったばかりのホントの初心者。

個人競技専門男子は、チャリも常に一人。

半年前に軽井沢へ2人で行ったのが初めての一人じゃないサイクリングでした。

そして今日は、初の3人連隊!

たまに話ながら走るのはとても楽しいのですね~

女神湖への道は相変わらず相当キツイ登りでしたが、数ヶ月前に登った時の感覚よりはだいぶ楽でした。
あれから色んな山登ったからなぁ・・・
一番キツかったのは高峰高原。
先日、初めて車で高峰高原へ行く機会がありましたが、あんな傾斜をチャリで登るのはアホだな・・・と思った。
来年はあの坂を登る試合に出るつもりだけどね~

前回登った時より傾斜のキツさを感じなかったとは言っても、ヒザを痛めてからあまり乗ってなかったのと、初3人連隊で張り切り過ぎたのか途中足がつったりもしましたが、無事に女神湖到着。



秋は色んなモノが綺麗になりますねぇ。

とにかく空がキレイですicon12

白樺湖ではありませんが、白樺の木の間から見える空がとても印象的。



山の上ではもう木々が色付き始めてて、これまたとてもキレイ。

写真ではあんまり良く見えませんが、湖の向こうの木々が一部色付いているのです。

水面の輝きも美しい。



4人乗りスワンボート、初めて見ました。
乗っていた家族連れの子供たちが手を振ってくれましたface02



さっきの写真で湖の向こう側だったところです。
近くで見ても色付き始めた木々は綺麗ですねぇ。

最近の忙しさと2日休出のストレスも吹き飛ばして余りある最高の一日でしたicon14icon14icon14  


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2010年09月26日

食欲の秋に・・・

ヒザの故障以来、チャリは控えてましたが、ちょっと良くなった気がしたのと、来月末にちょっとした試合があるので、そろそろ脚力を戻さなければと危機感を感じて軽く走ってきました。

行ったのは地図上では佐久高原と書かれた場所です。

控えめに2時間くらいで帰ってこれるようにと、片道20キロくらいの峠を探して、ちょうどよさそうだったところです。

しかし・・・

もう寒い!

ヒザの故障でチャリを休んでる間に涼しくて快適な一番いい時期を逃してしまったようです・・・face03

でも休んでたのって2~3週間なのに、あの灼熱の夏から一気にこんなに寒くなるなんて・・・

途中、牧場に馬が沢山いたのが印象的でしたが、名もない峠の頂には何もありませんでした。
隣の山にはばまれて景観も何もない・・・

若干がっかりですが、まぁチャリ復帰の調整なのでしょうがない。

帰りに猛スピードで下る坂はありえない寒さでした・・・
手がカジカム・・・

道中、道路にイガ栗がたくさん落ちていました。
拾いたい衝動に駆られましたが、いかんせんチャリでは荷物を積むところがありません。

寒さと、落ちてるイガ栗とがあいまって秋を感じさせました。

急な下りが終わって、稲刈り途中の田園風景を見ていたら、食欲の秋だなぁ・・・とちょっとワクワクicon14

でも、秋の食材で思い浮かんだのが栗とサツマイモくらい・・・
料理男子への道は遠いなぁ・・・face07

帰ってきて食材を求めていざツルヤへGO!

しかし・・・



秋なのに3色カラーピーマンにまた目を惹かれてついつい買ってしまいました。
さらに・・・
写真中の緑のモノ、それは・・・

ピーマンの葉!

そんなものが売られているのは初めて見ました。

ピーマンの葉っぱって食べられるんだ~、と思い、「炒め物に」の文字につられてついつい買ってしまいました。

そして出来たのが豚肉とピーマンづくしの炒め物。

秋なのに思いっきり夏野菜だなぁ・・・

ピーマンの葉っぱは、生のまま食べてみたら・・・

うっ、苦い!

こんな苦いんじゃゴーヤみたいに塩もみしなきゃいけないのか?
と思ってネットで検索してみましたが、普通に炒めておいしかった的な記事しかなかったので、とりあえずそのまま炒めてみました。

心配は無用でした。
炒めたら全然クセのない葉っぱに変身です。
ちょっとだけ苦いのもあったかなぁ、っていう程度。

オイスターソース他で味付けたら結構うまかったので今日も良しですicon12

食べ終わってみると、ヒザの調子がちょっとカンバシクない・・・

と言うことで、またアイシング復活。
こんな寒いのに氷嚢当てるのはキツイ・・・face10

スポーツの秋にはちょっと時期尚早だった・・・かな?  


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2010年09月15日

歌うヨロコビ♪

先週の事ですが、ひさしぶりにカラオケで歌ってきました♪

金曜日のゴスペルレッスンのあとで、ゴスペル仲間とレッツ・ゴーなワケです。

最近、ゴスペルしか歌っていませんでした。
不謹慎かもしれませんが、クリスチャンじゃないのに歌が好きだからゴスペルをやってます。

でもやっぱり、歌詞の内容が全てイエス様に関する事なので、中々理解ができず、歌に感情移入するのが難しいのです。

一人ぼっちだと思って落ち込んだこともあるけど、いつもイエス様に見守られている事に気づいて笑顔になれた。

とか、

神様の心から癒しの泉が湧き出してきて、私の魂に流れ込んでくる・・・

なーんて歌詞があるのですが、その感覚がわからない・・・

とてもいい内容であることは分かるのですが、実感が湧かないのです。

キリスト教の歌なので、基本的に“愛”について歌っています。
なので自分の経験に置き換えることが出来る部分もあるのですが、やっぱり全部そうすることは出来ません。

個人的に、“うた”はどれだけ感情を込められるか、だと思っています。

どんなに歌唱力が高くても、感情のこもっていない“うた”は好きではありません。

逆に、あんまり上手ではないかなぁ・・・と思ってしまう人でも、感情がジンジン伝わってくるような“うた”を歌う人は大好きです。

たとえ感情移入出来る詞の歌でも、“上手く歌おうとする”のに精一杯で、満足できるほど感情を込められる自信が無いのに、ゴスペルとなると感情移入することすら難しいので、とてもフラストレーションが溜まってしまうのです。

さらに、ゴスペルでソロを歌うため、苦手な高音も妥協が許されず、苦しいばかりで最近歌うことの喜びが分からなくなりかけていました。
あんなに好きだった歌うことが、何か義務的なモノになってしまった気がして、何がなんだか分からなくなっていました。


でも、ひさしぶりに友人たちとカラオケで好きな曲を歌いまくったら分かりました。

やっぱり歌うのは楽しい♪♪♪

初心に帰った気分です。

友人たちありがとうicon12

うたはスバラシイのです☆


あーカラオケ行きたい・・・
毎日でもいいなぁ・・・
ダレカ私をカラオケに連れてって・・・  


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2010年09月05日

千曲ビューラインとオモシロパスタ

昨日、またリハビリに行ったら、別の先生が対応してくれて、チャリは控えめに・・・とのご指摘を受けました。

で、控えめに上田まで行ってきました。
でも18号を走るのは好きではないので、違う道を・・・と地図を探したら、千曲ビューラインなる道が上田まで続いているではないですか!

曲がりくねって、途中変に県道と合流してまた分かれてみたいな事を繰り返す分かりにくい道でしたが、入念に曲がるポイントをメモして行ったので、なんとか迷わずに済みました。

しかし、ほとんど迷路だな、あの道は・・・

ビューラインと銘打っているだけあって、途中とても景色の良いところがいくつかありました。

例によって寝坊して出遅れたので、写真を撮っている余裕はありませんでしたが・・・face07

程よくアップダウンがあり、車もあまり多くないので、練習にはいいコースかも知れません。

一応の目的地は御菓子の喜八さん。

どなたかのブログで紹介されていたので、行ってみました。
どら焼きを買ったのですが、あんこが瑞々しいのです!
“しっとり”ではなく、“瑞々しい”のです!
まるで水羊羹のようなあんこで、小豆の粒が絶妙な固さに煮崩れていてとてもおいしかったです。
またしても写真は撮っていません・・・


で、全然関係ありませんが、さっき作ったパスタです。



ケンタロウさんレシピの青ネギとホタテのカルボナーラです。
パスタに埋もれて他の具がほとんどみえませんが・・・

というか、このパスタ、かわいいのです~icon12

前に高速バスで東京に行ったときに休憩で止まった、上りの寄居サービスエリアで見つけました。
上りの寄居サービスエリア、前に行ったときは工事中でしたが、完成した建物を見てびっくり!

こんな感じです。



なんともおとぎ話に出てきそうなたてもの。

中ではやっぱりおとぎ話系のキャラクターグッズも売ってました。

下りの寄居サービスエリアはごく普通のサービスエリアなのでご注意ください。

で、その寄居で見つけたこのパスタ。



今日使った帽子形のは、写真撮り忘れました・・・

こんな感じでとてもかわいく楽しいのです。

Padonni と言う高級パスタのようです。

70グラム入りで一袋500円くらいしましたから・・・

ネットで調べたら洒落たレシピが載ってました・・・
先に見ればよかった・・・

説明に書いてある通り、もちもちしてておいしかったです。

パスタにこの色使い、イタリア人の感性ってスゴイ!

あーイタリア人になりたい。

そんな男子はイタイタ人ですが・・・face04  


Posted by aria at 23:21Comments(4)

2010年09月01日

おやき食えずにヒザイタに・・・

おやきを訪ねて70キロ、往復140キロ弱を走った日曜日以来、元々痛みに悩まされていたヒザの痛みと不安定感が激増してしまいました。

以前、医者に見てもらいましたが、原因不明。

運動すると治ってしまう変な痛みだったので、「まぁ大したことないってことだね」とあるお医者さんに言われて、安心して過ごしていましたが、生坂村以来、痛みが酷くなりすぎたので、会社の人に教えてもらった良さげな整形外科、佐久平整形外科クリニックへ行ってみました。

予約なしで行ったので、だいぶ待ちましたが、診察が始まるとお医者さんの雰囲気が違いました。
なんかゆっくり話してくれるんですね~。
患者さんがたくさん待っているから、ついつい診察を短時間で切り上げてしまうようなお医者さんを多く見てきましたが、そんな空気を全く出さずに、逆に「こんなにゆっくり説明してくれて大丈夫?」とこちらが心配してしまいました。

結局、レントゲンに映るような異常はなく、たぶん両滑膜ひだ障害でしょう、との診断を頂きました。
説明を受けましたが、難しくてよく覚えてません・・・
関節の膜にひだが出来ていて、それが何かとこすれて炎症をおこしてるとかなんとか・・・

とりあえず自転車乗っても大丈夫でしょう、と言って頂いたので、安心して今後も乗れますicon14

診察のあと、リハビリを受けましたが、それがまた感動的!
リハビリの先生がまた別の角度から、症状を分析してくれて、原因と解決への道筋をはっきり教えてくれました。

私の場合、筋肉の柔軟性が少なくて、関節がそれをカバーするために大きな負担を受けていた、と言うようなことでした。
要するに、体が固いんですね~。

体は割りと柔らかい方だと思っていたので、ショックでしたが、先生が実際に試してくれて、この辺とこの辺の筋肉が固い、と教えてくれました。

先生が筋肉をほぐしてくれて、ヒザのお皿をコリコリ動かして、たった15分くらいで痛みがほとんど引いてしまいました!!!

すごいぞリハビリ!

自分で出来るストレッチの方法も教えてもらって、これで安心してチャリに乗れるとルンルン気分でジャスコで食材を買ってきました。



ナスとピーマンと豚肉の味噌炒め。
レシピは鶏肉だったのですが、冷凍庫にあると思っていた鶏がいなくなっていて、豚に代打してもらいました。

味噌炒めはとりあえずうまい!

そして隣にあるのは、焼きズッキーニ。
半分に切って、チーズをのせる溝をちょっとだけ彫って、トースターで焼き、バジル粉と塩とオリーブオイルをかけてもうちょっと焼くだけ。

ズッキーニ初めて買いましたicon22

夏も終わりが近いのに、思いっきり夏野菜ばかり・・・
ま、今日は各地で猛暑日とか過去最高気温だったりしたらしいから良しとしまして・・・

そして、2日遅れでハッピーバースデイ・トゥ・ミーicon12



コージーコーナーの、何とかアップルパイとマロンのミルフィーユ、だったかな?

でっかいリンゴのカタマリが載ったパイは若干食べにくかったけど、やっぱアップルパイはうまい・・・

マロンの方も程よい甘さとかじゃなくて、ちゃんと甘くてうまい・・・

甘党男子は甘ければ甘いほど良いのです。

両方結構デカかったので、食後に2個食べたら満腹です。

ヒザも安心、セルフプロデュースバースデイも出来て満足な一日でした☆  


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2010年09月01日

夏の終わりの琉球気分

ブログのタイトルが“目指せ料理男子!”なのに、最近めっきり“目指せ本気モードサイクリスト!”に様変わりしてしまっていたので、ちょっと軌道を元に戻します。

久しぶりに楽しく料理をしました♪



ゴーヤチャンプルーと山盛りチャーハンです。

どちらもケンタロウさんのレシピ本から。

炒め物&炒飯ってかなりセンスのない組み合わせでしたが、冷蔵庫に残った食材を見てどちらも食べたかったのでとりあえずやってみました。

ゴーヤチャンプルーは2度目。
初めての時は、ゴーヤを塩もみして長く置きすぎたのか、ちっとも苦くなくてがっかりでした。

今日はちょっと短めにして苦味もちょっと残りました。
もちょっと苦くてもよかったなぁ。
今度は塩もみしないでやってみよっかな。

最近一食に2品以上を作ることに取り組んでいるのですが、やっぱり同時進行は難しいのです。

ゴーヤチャンプルーは初めての時、熱を通し過ぎて失敗したと思ったのですが、今日もまたやっちまいました。

チャーハンを隣で炒めながらチャンプルーの味付けなんてやろうとしたから、長々と火にかけてしまった・・・
熱し過ぎて苦味も消えてしまったのかも知れませんね。

ま、自分で作ったものは、とりあえずそれなりにうまく感じるので今日も良しですface01
でも改善の余地はたっぷり。

料理男子への道はまだまだのようですねface03  


Posted by aria at 00:28Comments(2)

2010年08月30日

おやきを訪ねて70キロ・・・しかし・・・

昨日、「昔ながらの囲炉裏焼き」のおやきを求めて生坂村まで行きました。
もちろんチャリです。

昔、おやき好きな私に父がたまに買ってきてくれて、普通のおやきとは全く違う食感と食べ応えが大好きでした。

18号で小諸から上田まで行き、青木村を通って修那羅峠を登り、麻績を過ぎて更に進み、19号を少し走ってから小道に入って、やっと着きました。



勝家おやき店です。
おやきは何度も食べたけど、お店とは初対面。

感慨深い・・・

と思っていたら・・・

「今日はもうおわっちゃったのよ~」と店のおばちゃん・・・

おやき食べるために、途中何も食べずに70キロ近く走って来たのに~face10

「この暑さじゃお昼くらいには終わっちゃうのよね~」とおばちゃん。

???
なぜ暑さと関係あるの???

写真だけでも撮っていいですかと聞いたら、快く中まで見せてくれました。



うぅ・・・暑い・・・熱い・・・
もうおやきは焼き終わってたけど、一畳くらいありそうな囲炉裏がすさまじい熱を放っていました。

確実に熱中症になるわ・・・
これじゃ一日何度も焼けないわな~
納得。

ちなみに、電話で予約しておけば取っておいてくれるそうです。


関係ないけど、自分のチャリの写真も撮ってみました。



フレーム(車体)は白基調、ハンドルは黄色、前輪も黄色、後輪は赤です。
写真には入ってませんが、ヘルメットは青です。
見かけたら声をかけてください。

行く途中、スゴイ景観を見つけました。



差切峡です。
読み方が分かりませんでしたが、サシキリキョウのようですね・・・
うーん、無知face07

ゆっくりしてみたかったのですが、なにぶん、寝坊して昼前出発だったので、急がないと暗くなる前に家に帰りつけない・・・
と言うことで、写真だけ撮って素通りでした。

一番暑い時間に走って体力消耗して、しかも景観もゆっくり楽しめない・・・
サイクリストを目指すなら、まずは早起きの練習・・・かな?

あ、ところで、今日は8月30日は私が生まれた日でした。
あと30分で終わっちゃいますが。

ゾロ目の33・・・
これで男子を名乗るのもはばかりますが、体力は並みの20代に負けないということで・・・icon10

無事にこれまで良い人生を送れてきた事に感謝し、支えてくださる皆様に感謝し、生を与え育ててくれた両親に感謝し、自分を鍛えてくれる辛く厳しい諸々の事にも感謝し、今生きていられることや、全ての事に感謝したいと思います。

ありがとう。

24時間テレビの合言葉もこれでしたね☆  


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2010年08月29日

ちょっとアートなお話



へなちょこ男子が今よりもさらにへなちょこだった昔、学生時代に描いた絵です。
なんとも幼稚な絵ですなぁ・・・face07
数年ぶりに見て、自分でもあまりの稚拙さに驚きました。
ぱっと見まぁまぁ描けてるようにも見えますが、写真をただ描き写しただけ・・・
なんの感情も伝わってきませんねぇ。
だったら載せるな、って感じですが、まぁ、へなちょこ男子の一面の紹介と言うことで・・・

この絵のダメさが分かるようになっただけ目が肥えたと思うことにしましょう。今日のところは。

超へなちょこな絵についてはこれくらいにして、本題です。

もう終わってしまったけれど、先月、国立新美術館オルセー美術館展を観に行ってきました。

一番のお目当てはセザンヌの静物画、《台所のテーブル(篭の静物)》です。(リンク先の一番上の絵です。)

セザンヌのテーブルがある静物画は美術の教科書とかによく出てきますね~。
本やテレビではよく観るテーブル系のセザンヌの絵ですが、実物は観たことがありませんでした。

なぜこのテーブル系の絵が観たかったかと言うと、この絵が西洋絵画の常識だった遠近法を破った革新的な意味を持つ絵だからです。

よく観るとテーブルが布の左右でずれています。

画家の視点がテーブルの右側と左側とで違っていて、別々の角度からみているんですね。

テーブルだけじゃなく、果物もポットも壺も篭もバラバラの視点から描かれています。

果物が入った篭はテーブルの端にギリギリで載っていて、実際には落ちてしまいそう。
そんなバラバラな視点で描かれているのに、絶妙な構図で不自然さを感じさせないのがセザンヌの技術の凄さ、みたいな事を日曜美術館で解説してました。
ま、その辺はよくわかんないんですけど・・・

そして、そんな従来の常識を破った絵に感銘を受けてピカソやジョルジュ・ブラックが起こした芸術運動キュビズムが生まれたんですね。
キュビズムについて更に詳しくはwikipediaのキュビズムを参照ください。

キュビズムも平面の絵の中で画家の視点がヒョイヒョイ変わります。
というか、視点の飛躍がセザンヌよりも遥かに顕著で、写実性が薄れています。
それぞれの物や部位(人物なら目、鼻、口とか)を画家が一番印象の強い視点、一番描きたい視点から描いているんだと思います。

今回のオルセー美術館展には、一枚だけピカソの絵がありました。

それもセザンヌの静物画を観て、振り返ったところに!

セザンヌの静物画と同じ、テーブルの上の静物画でした。

ニクい演出だなぁ

正直、セザンヌもピカソも、絵の良さは素人男子には分かりません。

でも、批判を恐れず常識を破り、自分が表現したいモノをどうやったら表現できるのかを追求し続けた偉大な画家たちの心意気が好きです。  


Posted by aria at 02:13Comments(0)